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抗原抗体反応の活用

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抗原抗体反応で検出と分離

生物は外敵に対して免疫応答をすることによって免疫を獲得します。獲得免疫の防御機構において中心的な役割を果たすのが抗原抗体反応であり、外敵である抗原に対して結合する抗体を産生することによってその除去を行えるようにするのが獲得免疫です。この抗原抗体反応を利用することで抗原を検出する手法が免疫沈降であり、可溶性の抗原に対して抗体を反応させることで不溶化させることによって検出から分離までを容易に行うことができます。免疫沈降による目的抗原の検出ではビーズを抗体につけておくことによって不溶化を起こしやすくするというのが特徴であり、ビーズごとろ過することによって可溶性の物質と抗原の結合した抗体とを簡単に分離できます。

極めて高い特異性が人気

ある生体物質を検出して分離してきたいというときに人気が高い手法が免疫沈降です。免疫沈降が他の手法に比べても人気が高いのはその高い特異性です。免疫系で利用されている抗原抗体反応は抗原と抗体とが一対一で対応するほどに高い特異性をもって結合が生じます。そのため、目的としている生体物質に対する抗体を作ることができれば、それにビーズをつけたものを準備することで簡便な操作で特異的にその生体物質を検出して分離することができるようになります。他の類似した生体物質との区別がしばしば困難になるのが他の手法による検出や分離ですが、もともと高い特異性を持っている抗原抗体反応を活用していることでその問題が容易に解決できるのです。